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マレーシアの教育現場は大混乱・・・!

教育制度のことについては、いい加減なことを書かずにちゃんとソースを探そうとするのだけど、 多分ほとんどがマレー語で書かれたものなのでわたしには分からず、英語または日本語で書かれたものも ほとんど見つかりません。だから、わたしがここに書くことは、単なる「おばちゃんの井戸端会議」 程度のものとして受け止めてね。



この前マレーシア人の友達3人と会って、おしゃべりをしていた。
3人とも、長男ユージンと同じ年の子供がいて、そのうち2人は同じ私立校、1人は公立の中華学校に通っている。
私立に子供を通わせているAさんとBさんは、最近学校が「インターナショナルスクールに変わる」という通達を父兄に対して出したので、 憤慨していた。
正確に言うと、今まで通りのローカルカリキュラムと、インターナショナルカリキュラムに分かれるということなのだが、 「ローカルカリキュラムを続けたい場合、小4までは今まで通りできるが、それ以降は当校の別キャンパスに移って下さい」という ことになるらしい。別キャンパスは車で30分以上は離れている。学校を選ぶ際、ロケーションも大事な要素なので、 別キャンパスに変わるっていうことは、通う方には一大事である。
だからといって、同じキャンパスに残ってインターナショナルカリキュラムに変更すると、学費が倍以上になる。
ということで、そこの父兄は、転校させることを考えている人もたくさんいて、学校見学に行ったりと忙しい人もいるそうだ。

そんなことを話していたら、AさんのケータイにSMSが入った。
「友達から。彼女は子供をS校(私立)に通わせているんだけど、そこが最近インターナショナルスクールに 変わるという発表をしたので、父兄は『変わらないでくれ』という署名を集めている」とのこと。
う~~ん、なんだか現場が大混乱しているみたい・・・。
なぜ私立がインターナショナルに変わっていく現象が起きているのか?
というと、今年度から実施されている新指導要領に反対している人が多いから。
以前、 「ある生徒の投書」という記事に書いたように、算数と理科をマレー語で教えるっていう、例のヤツです。
わたしも、はっきり言って、本当にばかばかしいと思うよ。
まず、算数・数学っていうのは積み重ねの教科だから、いきなり使用言語が変わったら、そのせいで内容がよく分からなくなって しまうかもしれない。生徒がかわいそう。
そして、理科・科学。これは本当にばかばかしいんです。
だって、一年生の理科の教科書を見たら、コンピューターの用語(「モニター」とか 「キーボード」とかいう言葉)がすべてマレー語になっていた。
でもね、普段マレー語で生活しているマレー系の人だって、そんなマレー語を使わずに、 普通に英語で"monitor"とか"keyboard"とか言っている。
それに、特に学年が上がって科学技術の分野が入ってくると、絶対に英語で学ぶ方が理にかなっている。 マレーシアで最先端のテクノロジーが生まれるわけじゃないので、新しい用語はすべて英語からの借用語。 (例えば、"Technology"という英語は"teknologi"とか、単にマレー風の発音・スペルに変わるだけ。) わざわざ時間とコストをかけてマレー語に訳してから学ぶ意味が全くない。 もちろん、「じゃあ時間とコストを節約するために英語で直接学ぶことを日本でもやろう」とか言っても、 それは難しい。でも、マレーシア人は、生活用語として普通に英語を日々使って暮らしているのですよ。

それに実際問題、英語を満足に扱えないと、マレーシア国内での就職だって、かなり可能性をせばめてしまう。
このマレー語への移行って、なーんにもいいことがない。

じゃあなんで政府はそんな変更をしたか?というと、みんなが口を揃えて言うのは、「国民の支持を得るため」。
マレーシア国民の過半数以上を占める田舎のマレー系の人たちが、英語での教育についていけない、らしい。
その人たちの票を得たいがためにそうしたとみんな思っている。決して、国の未来のためにどんな教育が必要かということを 考えたからではなく。
このことに関しては、都市部と田舎ではかなり事情が違うと思う。だから、選択できるようにすればいいのに、と思っていたら、 最近政府はPPSMI optionというものを考えていると言っている。これは、算数と理科の使用言語を選択できるという案。
でも、マレーシア人の友達はみんな、「選挙が近いから今度はチャイニーズの支持が欲しいだけだよ、 選挙が終わったらすっかりそんなことなかったことのようになってるよ」 と冷ややかな反応。
でももしそれが通って、来年からまた英語でも受けられるとしたら、インターナショナルスクールに変えてしまったうちは、 変えただけ損?
この混乱で一番の犠牲になっているのはユージンの学年の子たちだと思います。もちろん現役の学生たちも、いろんな影響を 受けているけれど。
でもまあいいや、もしまた英語で学べるようになったとしても、また変更になる可能性があるわけです。 政府のやることはコロコロ変わるので、在学中に2回も使用言語が変わっている生徒たちもいるそう。
ユージンがいるのはイギリス系のインターなので、少なくとも「一貫した教育を受けられる」という点では、 あまり心配がないと思われます。

そんな感じで、あーだこーだ話していたら、公立中華学校に子供を通わせているCさんから、驚きの発言が。
「公立の先生はすごく薄給で、先生の数もたりないのに、政府は十分な予算を出してくれない。 だからPTAがお金を集めて、先生の給料に上乗せしてあげている。」
みんなはため息をついて、「マレーシアの教育制度はむちゃくちゃだわ」と言っていた。



それで思いだしたんだけど、去年の8月にニューズウィークで"The Best Countries in the World"という企画をやっていた。
いろんなカテゴリーでの世界の国のランキングがのっていたんだけど、その中の「『教育部門』でマレーシアが8位に ランクインしている!」という噂がマレーシア人の間で囁かれていた。
そして、みんなの反応は、「ははは、嘘だろう!」「何かの間違いだろう」というものだった。

でもね、これを見て下さい。↓
education1.jpg
確かにマレーシアが8位!
でも、よ~く見ると、「EDUCATION」の下に、「Among upper-middle income countries」と書いてある。
条件付きのサブカテゴリーだったのね。

ちなみに、条件なしの教育部門でのランキングはこちら。
education2.jpg

この時のマレーシア人の反応を思いだし、国民自身が自国の教育制度を笑っているような状況って、 本当にいかんのではないかと思う。



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コメント
う~ん。。。。
これは頭の痛い問題ですよね。うちも今年の教育制度の変更で私立は一気に選択肢からはずれました(涙)
 早く数十年単位で教育方針や各学校の言語を固められる国になってほしいもんです。いや、そんな日は永遠に来ないかも・・・
私のローカル友達も、確か、S校だと思う。
せっかく、良い教育を受けさせようと私立にいかせたのに、インターになるなら、予算的にむりって。。。。

親の経済面で、子ども達が勉強をつづけられなくなるのも、気の毒なことやと思いました。。。
。。。
うちも、まだまだあたまか変えてます。
よく考えてみれば、私が小学、中学生だったころも、ちょうど教育方針が変わる境目で、いっつも他の学校から先生がいらして後ろでチェックされていたような。。マレーシアは教えるもとの言語をどうするかだからそれ以前の問題ですよね。。。振り回されるのは子供。どうにかならない物かなぁ。。

そう、もう一つビックリしたのは下の写真。日本が5位に入っちゃっているのにビックリ。こんなに遅れていて、ゆとり教育が裏目に出て。。っていろいろ問題出ているのに。フィンランドは環境も良さそうだし教育面でも良い話をよく聞くから気になるなぁ。。って移住は無理ですが。(笑)
お返事
>とらママさん
マレーシアは、もともと選択肢がせまい上に、こういう問題がありますからね~。でもとらママさんの選択は、政府の決定に振り回されず、落ち着いて勉強できる環境なので、とてもいいと思いますよ。何よりもとらくんに合っている気がします。
本当に、ビジョンを持って教育政策を決めて欲しいものです。

>ジュンコさん
そうなんだ。とはいってもSがつく学校はいっぱいあるので、同じところか分からないけど。そうそう、せっかく慣れたばかりの子供たちが本当にかわいそうだよね。

>さりさん
え、じゃああれは最終決定じゃなくて、まだ変更の余地あり?そのままなら、少なくとも数年単位でコロコロ変わることはないはず。
わたしも日本は5位???って思ったよ・・・。そうそう、マレーシアの新しい指導要領、ちょっと日本のゆとり教育みたいな部分があるんだよね。なぜ失敗した日本の轍を踏むのか・・・。
フィンランドは、この企画の「総合ランキング」でも1位です。わたしもフィンランドの教育ってすごく興味ある。でも移住なんて無理なんで、今ここで出来ることをやっていくしかないよね。でも、家庭でできることは絶対にたくさんある!っていうか、教育の一番中心になる部分は家庭が基本だとわたしは信じていて、学校教育が多少揺れてもびくともしないような家庭教育を目指しています。一緒に模索していこう!
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関連記事:子供に自分でフォニックスを教える(1)フォニックスとは


小学校低学年の英語読書。初めて読むチャプターブックとして最適。
関連記事:小学校低学年の英語読書〜「マジック・ツリーハウス」


プロフィール

モカきりん

Author:モカきりん
モカきりん:アメリカ留学中に中国系マレーシア人の現在のダンナと出会う。大学卒業後に渡馬、結婚。日系の塾で小学生と中学生に英語・国語を教える。7年塾講師として働き退職。その後2人の息子を出産して現在は専業主婦。

長男ユージン:2004年生まれ。明るく元気で、遊ぶことが大好き。やっている習い事はピアノ。第一言語は日本語、英語も文法的にはかなりブロークンだが話せるし理解できる。おばあちゃんとは中国語で会話、マレーシア語も学校で勉強中だったが、なぜか今年度は学校の方針でフランス語をやっている。2011年1月にインターナショナルスクールに入学、現在中学2年生。


次男ライアン:2008年生まれ。習い事はピアノ。とても人懐っこく誰にでも笑顔をふりまく。2014年1月にお兄ちゃんと同じ小学校に入学、現在小学校4年生。


ダンナ:中国系マレーシア人。日本語が流暢で時々日本人に間違えられる。優しく子供とたくさん触れ合ってくれるいいパパ。

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数は少ないのですが、無料で絵本が読めます。
英語のおとぎ話ビデオ(YouTube) You TubeのStoryというチャンネルで、10数分の英語のおとぎ話のビデオが見られます。英語字幕をつける設定にもできます。
バイリンガール英会話 Chika's English Lesson(YouTube)
バイリンガルの吉田ちかさんのYou Tubeチャンネル。わたしの勉強のために見ていますが、内容によっては子どもにも見せたりします。明るくてかわいいちかさんの動画は見るだけでも楽しい!

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自分で子どもにピアノを教えている、またはピアノ教室に通わせているけれど家での練習を見ている、という親にとって、とても参考になるサイトです。単にピアノを教えるということだけでなく、子育てという広い観点からピアノの練習をとらえていることが素晴らしいと思います。

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