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ガーン、やられた!断食月のせい?~後編

ガーン、やられた!断食月のせい?~前編から続く。

前回、前フリだけで終わってしまったね・・・。
つまり、わたしは働いていないからラマダンの大きな影響はないけれど、やっぱり微妙に影響を受けてなんだか嫌だということ、まで書いた。

わたしは普段、長男の学校まで車で迎えに行く。その間、次男はナーサリーのバスで自宅に送り届けられ、家にいる義母に迎えられる。
ただ、一週間に一日、義母が家にいない日があるので、その日はわたしが長男をピックアップした後、次男のナーサリーに寄って次男をピックアップすることになっている。
それは、そんな日に起きた。
その日、わたしは次男をピックアップしようと思って車をショップロットの前に停めた。次男のナーサリーはショップロットの上の方の階にあるのだ。
停めた場所は本当は駐車禁止のところ。黄線がひいてある。でも、まわりには同じように停めている車がいーっぱいある。
停めて、ダッシュで次男をピックアップしてすぐに車に戻ったら・・・レッカー車が今まさにわたしの車を移動しようとしているところだった!
わたしは長男に次男を見るように頼み、車まで走った。
「待ってぇ~、持ってかないで!」
と言うと、
「悪いねー、持って行くよ。」
とトラフィックポリスが言うので、
「小さな子供がいるから!」
と言ってみた。すると、
「ん?子供?どこだ?」
と少し態度が緩和。その時、長男と次男が追いついてわたしの元に来た。
そこでわたしは初犯であること(本当はウソ、数回はやっている)、駐車してダッシュでピックしてまたすぐに戻ったのでほんの2~3分であること(これは本当)、小さな子供がいるので遠くの有料駐車場まで歩かせる(時によってはだっこする)のは大変なこと、などを訴えかけた。
初めは「ノー」と言い続けていたポリスだけど、たまたまそこに居合わせたわたしの友達Aさんや、知らない人だけどなぜか口添えしてくれた通りがかりの人たちが「いいじゃん、小さな子供がいるんだから見逃してあげれば!」と10分ぐらいねばってくれたので、だんだん態度がやわらぎ、今にも外してくれそうになった。
すると、ずっとレッカー車の中で待っていた運転係の人が、
「何やってんだー!」
と怒鳴った。そうか、この人は会話を何にも聞いてないもんな・・・。と思って話をしようとすると、
「あそこに駐車料金RM1って書いてあるの、見えるかー?お前、RM1持ってるかー?じゃああっちに停めろ!!」
とすごく怒っている・・・。ラマダンでイライラしてんな!
RM1の金をケチってるわけじゃないんだよ、小さい子だっこして有料駐車場まで歩くのが大変なんだよ。
しばらくねばったけれどやはりダメで、車を持って行かれた。
彼らは何も書類とか持っておらず、なんかの紙の切れ端に電話番号を書いて渡し、「ここに持って行くから、この番号に電話しろ」と言った。それを見たもう一人が、「いや、違うよ、その番号」と言って訂正した。おい、間違えんなよコラ!

わたしはその場所に二人の子供とともに車なしで残されてしまった・・・。どうしよう・・・。ヒュルル~。
と思っていたら、さきほど一緒に交渉してくれたAさんが、店に招き入れてくれた。彼女はその現場近くにあるレストランのオーナーなのだ。
マレーシア人らしく、"Never mind."となぐさめの言葉をかけてくれた。
いや、気にするよ!自分の車がレッカー移動されたんだからさあ!
いや、分かっている。もちろん彼女は「大丈夫だから、心配しないで」という意味で言ったのだ。 そして、動揺しているわたしたちに冷たい飲み物を出してくれた。わたしが渡された電話番号に電話して、住所を聞いても分からないので(基本的に住所はマレー語)、電話を代わってそれを書き留めてくれた。ささっとGoogle Mapでだいたいの場所を調べてくれた。そして、 「じゃあとりあえず家まで送ろうか?車まわしてくるから」と店を出て行った。
や、やさしひ・・・(涙)。
するとAさんはわたしたちの共通の友達、Bさんと一緒に戻ってきた。たまたまそこで会ったというBさんは実はわたしの隣人。
Bさんは「わたしがそこまで車で送ってあげるよ。」と言ってくれて、電話して場所を調べて連れて行ってくれた。
着いてからも車がダンナ名義になっていたので、ダンナに委任状をファックスしてもらったりいろいろ大変だったんだけど、なんとか手続きも終了し、無事に帰ってくることができた。車を持ち去られてから、2時間ほど経っていた。

不幸中の幸いだったのは、現場に居合わせたので、どこに持ち去られたか知っていたこと。(戻ったらこつ然と車が姿を消していた・・・となると、まずどこに移動されたか調べなければいけない。)
わたしはもともと友達と一緒ではなかったのに、偶然友達に会ったこと。
二人とも、なんの躊躇もなく、当たり前のように助けてくれた。本当に感謝。
特にBさんには足を向けて寝られないわ・・・と思ったら、バッチリわたしはBさん宅に足を向けて寝ていることを思い出した(笑)。



ちょっとその日を振り返ってみると。
わたしは午前中、バングサに行った。
いつもながら、Jalan Telawiにいーっぱい車が二重駐車してある。あそこはそれぞれ一車線ずつしかないのに、ショップロット側にいっぱい二重駐車してあるので、一車線はほとんど通行不可能で、本当に邪魔だしこわい。
対向車にぶつからないように気をつけて運転している時、警察が違反切符を切っているのが見えたので、 「そうだよなあ、違反切符切ってもらわないと!」と思った。

その後、長男を迎えに学校に行った時、普段は停めない学校近くに停めたら、目の前に二重駐車され、わたしが出たい時に出られなかったので、ちょっとイラッとした。「出られないじゃん~もう人の迷惑になる所に停めないでよね~」とかつぶやきながら。

このふたつの出来事は、わたしにとっては非常に珍しい出来事である。めったにバングサに行かないし、長男を迎えに行くときは前に二重駐車されるのが嫌で、遠くの方に停める。その日はたまたまいつも停めているところに停められなかったので、学校の近くに停めたのだ。
そんなことが2つも重なった日にレッカー移動された・・・ということは、神様は「お前のやっていることも同じである」と言いたいのか?

でも、言い訳をすれば、わたしが停めたところは確かに黄線が引いてあったけれど、絶対に他の車の通行の邪魔にならない場所なのだ。
わたしは基本的に小心者なので、他の人の迷惑になるところには停められない。二重駐車なんて絶対にできない。
法律の目をくぐってやる他人の迷惑になる行為もあれば、違反しているけれど他人の迷惑にならない行為もある。わたしは常識の範囲内で判断して、絶対に迷惑ならないと思ったのでそこに停めたのだ。
とか書くと「交通違反しといて常識の範囲内なんて笑わせんなよ」とか「自業自得」という人もいるだろうけど(日本人って自分にも他人にも厳しい人が多いからね、すぐ「自業自得」って言うよね)、でも「法律に触れなければ何をやっても構わない」という考えも問題があるのではなかろうか?つまりは自分の頭で考えることが大事、ということ。
でもまあ最終的には違反したわたしが悪いということになるのだろうけど、マレーシア人はほとんど、「ひどいよね~、見逃してくれればいいのに」と憤慨してくれた。(自分に甘く他人にも甘いマレーシア人・・・)
そしてたくさん違法駐車していた車はあったのにわたしの車が狙われたのは、単に前のスペースが空いていてとてもレッカー移動しやすかったからである・・・。
トラフィックポリスは「ここに違法駐車している車が邪魔だという苦情が来ている」と言って書類を見せてくれたが、確かにすぐ近くにすごく通行が妨げられている場所がある。こっちじゃないよ、あっちだろう!わたしは誰の邪魔もしてないじゃん!と思うのだけど。彼らは別にそんなことどーでもいいのだ。レッカー移動するのが仕事だから、しやすい車をしているわけだ。(ダンナは後で「あーあ、そういう時は前の車にぴったりつけて停めるんだよ、そうしたら移動できないから」と言っていた。でもわたし、いまだに縦列駐車できません・・・。)

この出来事以来、長男はいつも道路脇の線を見るようになり、
「ここ、線が白いけど停めてもいいの?!こんなところに停めたら人の迷惑じゃん!」
などと言っている(笑)。そうそう、そうやって考えることは大事よ、でもやっぱり違反はしない方がいいよね~とわたしは言う(笑)。



ちなみに、「レッカー移動する」というのは英語で「tow away」と言う。
「わたしの車がレッカー移動されちゃった(涙)!」というのは、"My car has been towed away."、「レッカー車」は「tow-away truck」という。
この時、自分に縁のないと思っていたこんな単語がすんなり口から出てきたのは、実はず~~~っと昔(高校生頃だったかな?)、英検準一級の二次試験(絵を見て状況を説明すると言うもの)で、この単語が出てこないがためにしどろもどろになって落ちてしまったという苦い思い出があるからだ。不合格の中では一番いい評価だったので、これさえ分かれば合格だったのに!と悔しい思いをした。
10年以上も前の布石?人生って奥深いわ・・・(笑)。



この出来事はラマダン特有のことではない。
でも、(多分ハリラヤに向けての小遣い稼ぎのために)ラマダン中に交通取り締まりが厳しくなるのは事実。Bさんは先日、意味の無い検問にあい、ロードタックスとか運転免許証とかチェックされ、もちろん何も悪いことはしていないからすぐに行ってもいいと言われたけれど、「この時期、何かないか探しているのよね」と言っていた。
しかも断食のためにイライラしている人も多いので、容赦なかったりする。
交通違反の取り締まりをするのは結構だけど、この時期になると精を出すところがやらしいんだよな~~。
ということで、みなさんも気をつけてください。



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コメント
大変でしたね
お久しぶりです!以前、コメントさせていただいたHiroです。日本人の友人がすでに数人、スピード違反(していないのに!)車を停められ「what do u want??」とポリスにしつこく迫られ、参ったと嘆いてました。マレーシア人は面倒なのでこういうとき、ハイハイハイとお約束のように50RMくらい渡してバイバイしてしまうらしいのですが、私の友人はポリスに「what do u want?」と聞き返し、英語がまったく分からないフリをすること30分。結局無事解放されたそうです。
確かに宗教上のことなので仕方ないのですが、ポリスのこの時期特有の荒稼ぎ(!)にはあきれて物が言えませんね。タクシーもこの時期は特に気をつける必要があるそうです。ハリラヤのために現金が必要なので、ローカルの友達は乗ったタクシーに辺鄙なところに連れて行かれて財布持って行かれたと言ってました・・

まだまだマレーシア歴の浅い私ですが、様々なところで理不尽な現実を目の当たりにしているので、このままこの国に永住というのは正直しんどいな、と思っています・・
>Hiroさん
こんにちは。
まあ今回はわたしは違反しているのでしょうがないと言えばしょうがないのですが、確かにそういうふうに何も違反していない人からも何かをせしめようとする警官、いますね~。「what do u want?」なんて言われたら、ホントこっちが聞き返したくなりますね。どこの国にも犯罪者はいるからマレーシアが特別というわけではないけれど、警官による一般人いじめは本当にやめて欲しいものです・・・。
わたしはタクシーで怖い思いをしたことはほとんどないのですが、いろいろこわいことも聞きますね。
マレーシア、暮らしやすい面もあるんですけどね・・・。
読んでびっくり!!
モカきりんさん、ホントお疲れ様でした。
こんな事があったらへこむよねぇ。。。
でも、でもまだ周りに親切にしてくれる方々がいてくれたのが不幸中の幸いだよ。
恐るべしラマダン~。


>さるこさん
はい、疲れました~(笑)。
本当に不幸中の幸いでした。
これにこりて、ラマダン中は特に気をつけることにします(笑)。
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趣味の動画
わたしの好きな音楽を中心にお気に入りを紹介。ぜひ聞いていってね♡
David Archuleta & Nathan Pacheco
"The Prayer"

クリスマスにはやっぱりDavid Archuleta。美しい歌声・・・。
おすすめの本
過去の記事で紹介しているものですが、こちらでも紹介します☆
フォニックスを教える時によく参考にしていました。
関連記事:子供に自分でフォニックスを教える(1)フォニックスとは


小学校低学年の英語読書。初めて読むチャプターブックとして最適。
関連記事:小学校低学年の英語読書〜「マジック・ツリーハウス」


プロフィール

モカきりん

Author:モカきりん
モカきりん:アメリカ留学中に中国系マレーシア人の現在のダンナと出会う。大学卒業後に渡馬、結婚。日系の塾で小学生と中学生に英語・国語を教える。7年塾講師として働き退職。その後2人の息子を出産して現在は専業主婦。

長男ユージン:2004年生まれ。明るく元気で、遊ぶことが大好き。やっている習い事はピアノ。第一言語は日本語、英語も文法的にはかなりブロークンだが話せるし理解できる。おばあちゃんとは中国語で会話、マレーシア語も学校で勉強中だったが、なぜか今年度は学校の方針でフランス語をやっている。2011年1月にインターナショナルスクールに入学、現在中学2年生。


次男ライアン:2008年生まれ。習い事はピアノ。とても人懐っこく誰にでも笑顔をふりまく。2014年1月にお兄ちゃんと同じ小学校に入学、現在小学校4年生。


ダンナ:中国系マレーシア人。日本語が流暢で時々日本人に間違えられる。優しく子供とたくさん触れ合ってくれるいいパパ。

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無料なのにスゴク使える!おススメサイト
<教育関連>
英語本
登録すると、オンライン英語図書館「タンブルブックス」にアクセスできます。
Starfall(英語)
フォニックスを学ぶならここ!
We Give Books(英語)
オンライン図書館。朗読はついていないので自分で読まなければなりませんが、無料で図書館に行く必要がないのは助かります。
学力は全米トップ0.1% 秘訣は幼児期の教育
子育てバイブル。
Colouring Book of Flags(英語)
国旗塗り絵がダウンロードできます。
おりがみくらぶ
折り紙といえばココ。折り方のアニメーションもあり、難易度も一目瞭然で使い勝手抜群。英語、中国語版など外国語7言語のサイトともリンクしているので、外国人の友達とリンクをシェアできるのもうれしい。
無料e童話
数は少ないのですが、無料で絵本が読めます。
英語のおとぎ話ビデオ(YouTube) You TubeのStoryというチャンネルで、10数分の英語のおとぎ話のビデオが見られます。英語字幕をつける設定にもできます。
バイリンガール英会話 Chika's English Lesson(YouTube)
バイリンガルの吉田ちかさんのYou Tubeチャンネル。わたしの勉強のために見ていますが、内容によっては子どもにも見せたりします。明るくてかわいいちかさんの動画は見るだけでも楽しい!

ピアノ初心者のための音符の読み方
自分で子どもにピアノを教えている、またはピアノ教室に通わせているけれど家での練習を見ている、という親にとって、とても参考になるサイトです。単にピアノを教えるということだけでなく、子育てという広い観点からピアノの練習をとらえていることが素晴らしいと思います。

Storyline Online(英語)
俳優さんたちが英語の絵本の読み聞かせをするビデオがたくさんあります。

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