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マインドマップとフィンランドの教育(3)

マインドマップとフィンランドの教育(2) から続く。

前回まではマインドマップの話を書きましたが、今回はフィンランドの教育に入っていきたいと思います。
教育に興味のない人でも、「なんだかフィンランドの教育はすごいらしい」という話を聞いたことがあるでしょう。
フィンランドの学力が注目され始めたのは、OECDが2000年から3年ごとに15歳を対象に行っている学習到達度調査(PISA)によって、好成績を収めたことがきっかけだったようです。
2006年の調査では、フィンランドは読解力2位、数学的リテラシー2位、科学的リテラシー1位でした。(ちなみに日本は順番に15位、10位、6位。)
ただ、2009年の調査ではフィンランドは順位が若干下がっているようです。(参照:OECD 生徒の学習到達度調査2009年の要約

このPISAというのはどういうテストなのかというと、読解力や問題解決能力をみるもの。必要な情報を探し出し、解釈し、評価して表現するという思考のプロセスを試すのです。
教科書に載っている知識をどれだけ覚えているか、ということを試すテストではフィンランドはそれほど好成績を修めていません。

たくさんの知識があるだけでも、それを実際の生活に応用できなかったら、なんにもなりませんよね。
時代とともに教育に求められるものは変わってくる、と思います。
今やネットでどんな情報でも即座に手に入る時代。もちろん頭の中のデータベースが大きいほど考える時の思考の範囲も広がるので知識も必要ですが、この「必要な情報を探し出し、解釈し、評価して表現する」という力こそ、これからの子供に必要とされる力なのではないかと思います。
そういう意味で、世界の国々がフィンランド教育から学ぶべきことはたくさんあると思います。

では、フィンランドの15歳はどうしてこういう力が高いのか?
教師の質が高いとか、図書館利用率が高いとか、少人数制できめ細かい指導が行われているとか、いろいろあると言われています。
でもここではその分析をするのが目的ではないので、そこは割愛します。(「フィンランド 教育」でググればいっぱい出てくるし、本などもたくさん出ているようだし。)
わたしは、マインドマップに似た「カルタ」というものが使われていること、そして16歳までの義務教育期間は、基本的にテストがないこと、関連づけの仕方に注目したいと思います。

フィンランドでかかれている「カルタ」は「マインドマップ」とはやはり少し違うもののようです。
真ん中にテーマを書き、それから連想する物をどんどん放射状に書き込んでいきます。
絵を描かなくてもいいし、一色でもいいし、枝は曲線じゃなくても、枝に言葉をのせなくてもOK!

こちらの方に、図入りで具体的に紹介されているので、リンクしておきます。

フィンランドメソッドで表現力を高めよう![All About]

フィンランドメソッドのカルタ :マインドマップをつくってみよう

「フィンランド・カルタ」の思考法

なるほど~。5W1Hの質問に答えるようにつなげていったりもするんですね。
これは、トニー・ブザンのマインドマップとはちょっと違っているようです。
どちらかというと、論理的思考を鍛えるためのもののようですね。
カルタを使って整理することで、相手に分かりやすく説明する、理由付けする、などの訓練をするようです。

アヤトゥス・カルタ(Ajatus Kartta):フィンランドのマインドマップ

でも、いわゆるマインドマップのように、自由にどんどん連想することはしない、というわけでもなさそうです。
以前も紹介したことがあるんですが、フィンランドで使われている教科書です。
fin.jpg

こうやって、マインドマップの枝を伸ばすように、関連することは教科を超えてどんどん学んでいくのです。
そして、基本的にテストはない・・・。
こういうふうに学習していくと、疑問に思ったことを知りたいから学んでいく、「テストのためにこの範囲まで覚えればいい」という上限がない、ということになります。

こうやって見てみると、発想を飛躍させ、関連付け、整理し、相手に分かるように説明するコミュニケーション能力が自ずと磨かれていくのではないかと思います。



こういう教育がただで受けられるからいいよなあ~。でもフィンランド語できないから、移住なんて無理だよなあ~、 と思っちゃいそうですが。
わたしは思いました。
な~んだ、簡単!こんなことなら家庭でできるじゃん(笑)!
以前書いたマインドマップも、フィンランドの教育も、「正式なやり方で」などということは気にしなくてもいいので、家庭でできるやり方でどんどんやっちゃえばいいのです。
もちろん級友と勉強する中で磨かれる力もあるので、全く同じ効果があるとは言えないかもしれないけれど、やらないよりはやった方がいいに決まっている(笑)!
それに、「テストをしない」って、家庭だからこそできることです!

そもそもどうして単なるメモじゃなくてマインドマップのような形式がいいかというと、これは自然な思考にあった形態だからです。トニー・ブザンは「思考は放射状である」と言っています。
思い描いてみて下さい。頭の中に、いくつかのテーマが点在します。
ひとつのテーマから伸びた枝がどんどん伸び、別のテーマから伸びた枝とどんどんつながっていく。それって、まさに脳の発達を模した形のよう。
子供の頭の中にある「テーマ」は、つまりその子の「興味のあること」や「経験」です。そこからどんどん関連づけ、枝を伸ばして行くのです。
そして、そのことを楽しく思い出しながら、マインドマップのようなメモをかいたりそれを元に会話をしていくことで、より思考を飛躍させ、記憶し、整理し、上手に表現ができるようになるのではないかと思います。

わたしは以前から「関連づける」ということを意識して子供といろんなことを学んでいます。
例えば、こんな感じ。
トーマスやあんぱんマンのキャラクターを覚えるのはムダか?!
5月は子供の日だけじゃありません(お茶について)
子連れ香港旅行(最終回)旅行を子供の学習にいかす方法

その際、どんどん体験とつなげること、五感をフル活用すること、などは気をつけていたのですが、そういえばマインドマップのように書き留めることはしていませんでした。
なので、最近はそれらしきものをかき、それを元に会話したりしています。これからもどんどんやっていこうと思います。あくまでも楽しみながら、ね。

~終わり~

おまけ。
トニー・ブザンはこういう本も出しているようです。わたしもパラパラ見てみたのですが、幼児向けではないようです。
上にも書いたように、形式にこだわる必要はないと思いますが、もし興味のある方はどうぞ。



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コメント
ふぅ~~ん。
おもしろいね~~。
ちょっと違うけど、これって実生活でも自然にやってる気がするなぁ。
例えば仕事でメモ書きしたこと、ばらばらにあちこちに書いているんだけど、それを原稿に起こす時、私は番号や矢印つけて聞いた言葉を絡めていくの。

すると頭のなかで文章を作り上げるのが簡単になるんだなぁ~。

モカきりんさんがこういう話をしてくれるとすごく参考になる。つながりを持つっていうのは、思考能力を上げるだけでなく、記憶も刺激するよね。だから、最近、スペリングの宿題とかあったら、スペル覚えるのは難しいけど、単語と物体が一致するように、PCにタイプして、画像を検索することを始めたよ。あの利陽に、ちょっと学習意欲が出てきたようす。いつまで続くかわからんが。。。
Re: タイトルなし
そうそう、「実生活でも使える」って書こうと思って忘れた。ビジネスマンや学習のためのツールと思われがちだけど、案外To Doリストとかこういうふうに書いてみたらうまく頭に入ったり。
ジュンコさんの無駄がなく分かりやすい文章はそうやってうまれていたのね~!

最近は本当にあらゆることがネット経由で入手できるので、つながりを持たせて学習するというのがとてもやりやすくなっていると思うよ。そういうふうに自分でやる気が出たらしめたものよねー(笑)。
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関連記事:子供に自分でフォニックスを教える(1)フォニックスとは


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関連記事:小学校低学年の英語読書〜「マジック・ツリーハウス」


プロフィール

モカきりん

Author:モカきりん
モカきりん:アメリカ留学中に中国系マレーシア人の現在のダンナと出会う。大学卒業後に渡馬、結婚。日系の塾で小学生と中学生に英語・国語を教える。7年塾講師として働き退職。その後2人の息子を出産して現在は専業主婦。

長男ユージン:2004年生まれ。明るく元気で、遊ぶことが大好き。やっている習い事はピアノ。第一言語は日本語、英語も文法的にはかなりブロークンだが話せるし理解できる。おばあちゃんとは中国語で会話、マレーシア語も学校で勉強中だったが、なぜか今年度は学校の方針でフランス語をやっている。2011年1月にインターナショナルスクールに入学、現在中学2年生。


次男ライアン:2008年生まれ。習い事はピアノ。とても人懐っこく誰にでも笑顔をふりまく。2014年1月にお兄ちゃんと同じ小学校に入学、現在小学校4年生。


ダンナ:中国系マレーシア人。日本語が流暢で時々日本人に間違えられる。優しく子供とたくさん触れ合ってくれるいいパパ。

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