子供に自分でフォニックスを教える(3)アルファベットの「名前」と「音」
「子供に自分でフォニックスを教える(2)ツールに頼る」から続く。
まず、わたしがいつも参考にしている本を紹介します。
「アメリカの子供が英語を覚える101の法則」松香洋子著。
もしフォニックスの知識が全くないのなら、一読されることをおススメします。
フォニックスとはどういうものかだいたい分かっている方も、ひとついつも手元に置いて参考にするものを持っているといいので、買って損はないと思います。
フォニックスの本は他にもあると思いますが、なぜわたしがこれを選んだかというと、塾でフォニックスを教えていた時に使っていたテキストが同じ著者によるものだったからです。
前に述べたように、フォニックスのルール分けなどは、普遍的に決まっているものがあるわけではなく、著者によって違います。
どれがいいというわけではないと思いますが、この本を参考にしてお母さんがフォニックスを勉強しつつ子供に教えていくと、終わる頃にはかなりの英単語が読めるようになっているでしょう。
★
具体的に、教えるべきことに入ります。
まず初めに教えるのは、エイ、ビー、シー、というアルファベットの「名前」を教えることです。
大文字と小文字、両方読めるようにします。(大文字と小文字の使い分けは、小さい子はできないことが多いけれど、後に学校で習ったり、小学校以降に改めて教えれば自然にできるようになるので、この時点でごっちゃにしていてもいちいち厳しく訂正しなくてもいいと思います。)
名前を言えるようになったら、次はアルファベットの「音」を教えます。
「a」は[æ]、「b」は[b]、「c」は[k]というように、アルファベットにはそれぞれ、名前とは違う「音」というものがあります。
これを教えていくのです。
まとめると、一番初めの段階で教えることは、
・アルファベットの「名前」を教え、文字を読めるようにする(大文字・小文字)
・それぞれのアルファベットの「音」を教える
(・そして、できれば母音(a,e,i,o,u)と子音(それ以外)を分けられるようにする)
★
では、わたしはどうやって子供たちにこういうことを教えていったのでしょうか?
まず、アルファベットの名前は、おもにフラッシュカードで教えました。
そのことは、どうやって1歳児がひらがな・かたかな・アルファベット・数字を読めるようになったか~わたしの方法 (1) ~(3)に詳しく書きました。
うちの子たちは文字にとても興味があるので、楽しんでやりましたが、とにかくお母さんと子供が楽しいと思える方法でやることが大事です。
フラッシュカードを使ってもよし、アルファベットの書いてある積み木などを使ってもよし、何でも好きなものを使えばいいのです。ここは基礎の基礎なので、探せば教材はどれだけでも見つかるはずです。
うちは他にも、YouTubeでアルファベットの歌を何度も見ながら一緒に歌いました。(「キラキラ星」のメロディーのもの。ABCで検索すると、いっぱいでてきます。)
それから、長男の誕生日プレゼントでこういうおもちゃをいただいたので、これを押しながら遊んだり。

押すとアルファベットの音が聞けたり、質問に答えたりするものです。
(この段階の学習ができるおもちゃはちまたにあふれているし、ここの段階を通り過ぎたら必要なくなるものなので、先輩ママに聞いてみれば、もういらなくなったものが入手できるかも。)
「音」の発音に自信がないお母さんの場合は、前に紹介したstarfallで音を確認しながら、子供と一緒に遊ぶのもいいと思います。
後は、アルファベットのカードを床に並べて、かるたのように遊びました。
「apple」と言えば「a」のカードをとる、というように、「一番初めの音を聞いてとる」という遊びです。
(「x」で始まり、かつxの音である「クス」という音で始まる単語はないので、xだけよけておいて、「xの音が入っている単語の時にとる」と決めるといいです。)
それから、折り紙で切り紙をしながら遊ぶのもいいですね。

(切り紙については、後日別記事で書きます。)
それから、前も「フォニックス教材がザクザク出てくる」と書いた、YouTube。
うちの子が気に入ってよく見ていたビデオが見つからないんだけど、これもいいと思います。
他にも、「phonics」で検索すると似たようなものがいっぱい出てきます。ぜひお気に入りのものを見つけて、一緒に歌ってください。
★
そして、こういうことを楽しみながら続けて行って・・・・・
アルファベットの音をほぼマスターしたと思ったら、これを続けて読んでみせてください。
[k] [æ] [t]・・・・・これをはやくつなげて読むと、[kæt]・・・ネコのことだ!!
すると、 dog, box, rat, tap, mug, cup, van, fat, sun, run・・・などの3文字から成る単語はほとんど読めるようになっていることに気づくはずです!
この時に3文字ワードをいっぱい出してあげて(紙に書いても、カードやブロックを組み合わせても)、「読める!」という経験をたくさんさせてあげましょう。この段階では、アルファベットの音をつなげれば読める単語だけを出します。
3文字ワードは、自分で思いつくものがあればそれでもいいし、ネタが 尽きたら本やフォニックスサイトなどで調べましょう。大変だと思う?そうかもしれないけれど、子供が「読める!」って目を輝かせているのを見たら、そんな苦労はなんとも思わなくなっているでしょう。
そして、もちろん、読む単語の意味も教えましょう。
イラスト、写真、実物などを見せてもいいし、日本語で説明してあげてもいいです。
ずいぶん読めるようになったら、「mop」と発音してみせて、「mo」の積み木などを並べておき、
「 『mop』だから、最後に来るのは・・・」
と言ってpを並べてみせます。ここでもし子供が自分で選びたがれば、やらせてあげてください。
(子供に教える時はいつでもですが、分かっているかどうか試されると嫌になる子も多いので、「これは・・・」という問いかけにするといいです。子供は分かっていることを示したければ自分で言うし、そうでなければお母さんがそのまま答えを言えばいいのです。)
★
ここまでがまず第一段階。
たっぷり時間をかけて、親子で楽しみながらやって下さい。
アルファベットの「名前」を教える親御さんは多いと思いますが、一歩踏み込んで「音」を教えることで、フォニックスの世界に足を踏み入れることになります。
初めはよく分からなくても、今はネットでいい素材が無料で使えるので、ぜひそういうものを活用しながらすすめてみてください。
この段階にくると、きっとお子さんは街の中で看板を読んだり、メニューを読んだりし始めると思います。(マレーシアならそこらじゅうに英語があふれているし、日本でも、あちこちで英語は見かけますよね。)
働きかけはいつしてもいいと思いますが、子供が興味を示さなければ、無理に教え込もうとしなくでください。
いつかは文字に興味を示す時がくるので、その時に教えてあげると、びっくりするほどよく覚えます。それが2歳の時に来るか、5歳の時かは分からないけれど。
~続く~

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まず、わたしがいつも参考にしている本を紹介します。
「アメリカの子供が英語を覚える101の法則」松香洋子著。
もしフォニックスの知識が全くないのなら、一読されることをおススメします。
フォニックスとはどういうものかだいたい分かっている方も、ひとついつも手元に置いて参考にするものを持っているといいので、買って損はないと思います。
フォニックスの本は他にもあると思いますが、なぜわたしがこれを選んだかというと、塾でフォニックスを教えていた時に使っていたテキストが同じ著者によるものだったからです。
前に述べたように、フォニックスのルール分けなどは、普遍的に決まっているものがあるわけではなく、著者によって違います。
どれがいいというわけではないと思いますが、この本を参考にしてお母さんがフォニックスを勉強しつつ子供に教えていくと、終わる頃にはかなりの英単語が読めるようになっているでしょう。
具体的に、教えるべきことに入ります。
まず初めに教えるのは、エイ、ビー、シー、というアルファベットの「名前」を教えることです。
大文字と小文字、両方読めるようにします。(大文字と小文字の使い分けは、小さい子はできないことが多いけれど、後に学校で習ったり、小学校以降に改めて教えれば自然にできるようになるので、この時点でごっちゃにしていてもいちいち厳しく訂正しなくてもいいと思います。)
名前を言えるようになったら、次はアルファベットの「音」を教えます。
「a」は[æ]、「b」は[b]、「c」は[k]というように、アルファベットにはそれぞれ、名前とは違う「音」というものがあります。
これを教えていくのです。
まとめると、一番初めの段階で教えることは、
・アルファベットの「名前」を教え、文字を読めるようにする(大文字・小文字)
・それぞれのアルファベットの「音」を教える
(・そして、できれば母音(a,e,i,o,u)と子音(それ以外)を分けられるようにする)
では、わたしはどうやって子供たちにこういうことを教えていったのでしょうか?
まず、アルファベットの名前は、おもにフラッシュカードで教えました。
そのことは、どうやって1歳児がひらがな・かたかな・アルファベット・数字を読めるようになったか~わたしの方法 (1) ~(3)に詳しく書きました。
うちの子たちは文字にとても興味があるので、楽しんでやりましたが、とにかくお母さんと子供が楽しいと思える方法でやることが大事です。
フラッシュカードを使ってもよし、アルファベットの書いてある積み木などを使ってもよし、何でも好きなものを使えばいいのです。ここは基礎の基礎なので、探せば教材はどれだけでも見つかるはずです。
うちは他にも、YouTubeでアルファベットの歌を何度も見ながら一緒に歌いました。(「キラキラ星」のメロディーのもの。ABCで検索すると、いっぱいでてきます。)
それから、長男の誕生日プレゼントでこういうおもちゃをいただいたので、これを押しながら遊んだり。

押すとアルファベットの音が聞けたり、質問に答えたりするものです。
(この段階の学習ができるおもちゃはちまたにあふれているし、ここの段階を通り過ぎたら必要なくなるものなので、先輩ママに聞いてみれば、もういらなくなったものが入手できるかも。)
「音」の発音に自信がないお母さんの場合は、前に紹介したstarfallで音を確認しながら、子供と一緒に遊ぶのもいいと思います。
後は、アルファベットのカードを床に並べて、かるたのように遊びました。
「apple」と言えば「a」のカードをとる、というように、「一番初めの音を聞いてとる」という遊びです。
(「x」で始まり、かつxの音である「クス」という音で始まる単語はないので、xだけよけておいて、「xの音が入っている単語の時にとる」と決めるといいです。)
それから、折り紙で切り紙をしながら遊ぶのもいいですね。

(切り紙については、後日別記事で書きます。)
それから、前も「フォニックス教材がザクザク出てくる」と書いた、YouTube。
うちの子が気に入ってよく見ていたビデオが見つからないんだけど、これもいいと思います。
他にも、「phonics」で検索すると似たようなものがいっぱい出てきます。ぜひお気に入りのものを見つけて、一緒に歌ってください。
そして、こういうことを楽しみながら続けて行って・・・・・
アルファベットの音をほぼマスターしたと思ったら、これを続けて読んでみせてください。
[k] [æ] [t]・・・・・これをはやくつなげて読むと、[kæt]・・・ネコのことだ!!
すると、 dog, box, rat, tap, mug, cup, van, fat, sun, run・・・などの3文字から成る単語はほとんど読めるようになっていることに気づくはずです!
この時に3文字ワードをいっぱい出してあげて(紙に書いても、カードやブロックを組み合わせても)、「読める!」という経験をたくさんさせてあげましょう。この段階では、アルファベットの音をつなげれば読める単語だけを出します。
3文字ワードは、自分で思いつくものがあればそれでもいいし、ネタが 尽きたら本やフォニックスサイトなどで調べましょう。大変だと思う?そうかもしれないけれど、子供が「読める!」って目を輝かせているのを見たら、そんな苦労はなんとも思わなくなっているでしょう。
そして、もちろん、読む単語の意味も教えましょう。
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イラスト、写真、実物などを見せてもいいし、日本語で説明してあげてもいいです。
ずいぶん読めるようになったら、「mop」と発音してみせて、「mo」の積み木などを並べておき、
「 『mop』だから、最後に来るのは・・・」
と言ってpを並べてみせます。ここでもし子供が自分で選びたがれば、やらせてあげてください。
(子供に教える時はいつでもですが、分かっているかどうか試されると嫌になる子も多いので、「これは・・・」という問いかけにするといいです。子供は分かっていることを示したければ自分で言うし、そうでなければお母さんがそのまま答えを言えばいいのです。)
ここまでがまず第一段階。
たっぷり時間をかけて、親子で楽しみながらやって下さい。
アルファベットの「名前」を教える親御さんは多いと思いますが、一歩踏み込んで「音」を教えることで、フォニックスの世界に足を踏み入れることになります。
初めはよく分からなくても、今はネットでいい素材が無料で使えるので、ぜひそういうものを活用しながらすすめてみてください。
この段階にくると、きっとお子さんは街の中で看板を読んだり、メニューを読んだりし始めると思います。(マレーシアならそこらじゅうに英語があふれているし、日本でも、あちこちで英語は見かけますよね。)
働きかけはいつしてもいいと思いますが、子供が興味を示さなければ、無理に教え込もうとしなくでください。
いつかは文字に興味を示す時がくるので、その時に教えてあげると、びっくりするほどよく覚えます。それが2歳の時に来るか、5歳の時かは分からないけれど。
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コメント
具体的なやり方、ありがとうございます
Gong Xi Fa Cai!
次の仲良し数字パズルといい、すぐに実践できそうな記事を書いていただきうれしいです!
うちもPhonics、Youtubeの同じ動画が好きで何度も何度も見て覚えました。中毒になるのであまりPCアプリとかはたくさん見せたくはないのですが、てっとり早いし、印象が強いらしく効果的なのでつい使っちゃいますね。うちはフラッシュカードでかるた取りもやり、これからの課題は3文字ワードへ進むこと。
ここでハタと悩んでたんですが、「意味」と文字(音)をどう結び付けるか。文字→音→その組み合わせをつなげることができて「音読」できても、意味がわからなくてただ発音してるだけ・・・?と思い、もちろん絵や実物があればそれを指して言えばいいんでしょうけど、すべて家にあるわけじゃないからなー・・・とか。幼児の基本語だから抽象語はないと思うけれど、絵で描けるものは描くしかないですよね。あと例えば、持っている絵カードでnurseというのがあって、女性で病院の制服っぽいのを着ている人の絵。この制服はユニバーサルだとは思えないし、誤解もありそう。
まずは音をつなげて読むこと優先で、意味は後でついてくるからとりあえず読む練習をすればいいのか?または同時に意味もできればやった方がいいのか?発展していって、文を読む時もその疑問に当たるんですよね。
それと意味の説明するのに日本語を使っちゃいそうで、いちいち訳語を与えるのってやはり良くなさそうだし。英語は英語で説明するか、絵で意味を表すのが一番ですよねえ。
とりとめもなく、すみません。
次の仲良し数字パズルといい、すぐに実践できそうな記事を書いていただきうれしいです!
うちもPhonics、Youtubeの同じ動画が好きで何度も何度も見て覚えました。中毒になるのであまりPCアプリとかはたくさん見せたくはないのですが、てっとり早いし、印象が強いらしく効果的なのでつい使っちゃいますね。うちはフラッシュカードでかるた取りもやり、これからの課題は3文字ワードへ進むこと。
ここでハタと悩んでたんですが、「意味」と文字(音)をどう結び付けるか。文字→音→その組み合わせをつなげることができて「音読」できても、意味がわからなくてただ発音してるだけ・・・?と思い、もちろん絵や実物があればそれを指して言えばいいんでしょうけど、すべて家にあるわけじゃないからなー・・・とか。幼児の基本語だから抽象語はないと思うけれど、絵で描けるものは描くしかないですよね。あと例えば、持っている絵カードでnurseというのがあって、女性で病院の制服っぽいのを着ている人の絵。この制服はユニバーサルだとは思えないし、誤解もありそう。
まずは音をつなげて読むこと優先で、意味は後でついてくるからとりあえず読む練習をすればいいのか?または同時に意味もできればやった方がいいのか?発展していって、文を読む時もその疑問に当たるんですよね。
それと意味の説明するのに日本語を使っちゃいそうで、いちいち訳語を与えるのってやはり良くなさそうだし。英語は英語で説明するか、絵で意味を表すのが一番ですよねえ。
とりとめもなく、すみません。
>Lilacさん
いえいえこちらこそ、Lilacさんのきっちり研究してまとめてある記事を感心して読み、いろいろ学ばせていただいてます。
YouTubeの動画は、玉石混交なので、やっぱりお母さんが事前にチェックして本当にいい!と思うものだけをさっと見せれば、心強い育児ツールになると思います。フルスクリーンモードで見せて(関連動画が見られない)、終わったらさっと終える(同じく関連動画を見せない)、ということに気をつければいいと思います。ただ教えるだけよりも、絶対に歌の方が楽しいし、よく覚えるものね。
ご質問についてですが、フォニックス的観点で見れば、単語の意味は完全に分かっていなくてもいいのですよ(笑)。フォニックルのゴールは「見れば読める」「聞けばスペルを推測できる」ですから。
でもでも、当たり前だけど、本当にただ「読めるだけ」でも困るわけです。それに、もともと「cat」という言葉を知っていれば、この単語が読めた時に、「いつも言っている"cat"って、こうやって書くのか!!」という衝撃が走り、より効果的になるので、日常生活レベルの単語は普段からインプットしておくことが望ましいと思います。(または、あらかじめ読ませる3文字ワードをリストアップしておいて、事前にインプットしておくとか。)
実物がなければ大抵のものはネットで写真が見つかるし、"run"なら一緒に走る、などできる範囲で教えればいいと思いますよ。
3文字ワードの次の段階で、"time"や"cute"などの抽象的、主観的単語が出てきますが、英語のまま説明できるならそうしてもいいし、日本語でならはっきり分かるというのなら日本語でもいいと思いますよ、フォニックス的観点で言えば(笑)。でも、言語習得という意味ではもちろん英語オンリーの方がいいのだと思いますが・・・。
うちはわたしが日本語と英語を両方教えているので、どうしてもこの問題にぶつかります。よく言われるように、一人の親は一言語に徹すればいいのだろうけど、うちはどうもそれだと具合が悪い。マレーシアだと一人で何か国語を話す人も多いので、この国の実情に沿わない気もします。
だから、せめて「これを英語で言うと○○だよ」とはっきり言語を示したり、"It's called ○○ in English."とセンテンスごと英語で言うようにはしています。ちゃんぽんにしないように。
と話がそれましたが、Lilacさんの言うように、もちろん意味はできる範囲で教えつつ、意味は後でついてくるから、読む練習をすすめればいいと思います。フォニックスの強みは、「知らない単語でもとりあえず読める」っていうことですから(笑)。単語を理解するまで待っているといつまでも進めないし、先に進んでいるうちに、成長していって、前にやったことを自然に理解していることも多いですからね。
YouTubeの動画は、玉石混交なので、やっぱりお母さんが事前にチェックして本当にいい!と思うものだけをさっと見せれば、心強い育児ツールになると思います。フルスクリーンモードで見せて(関連動画が見られない)、終わったらさっと終える(同じく関連動画を見せない)、ということに気をつければいいと思います。ただ教えるだけよりも、絶対に歌の方が楽しいし、よく覚えるものね。
ご質問についてですが、フォニックス的観点で見れば、単語の意味は完全に分かっていなくてもいいのですよ(笑)。フォニックルのゴールは「見れば読める」「聞けばスペルを推測できる」ですから。
でもでも、当たり前だけど、本当にただ「読めるだけ」でも困るわけです。それに、もともと「cat」という言葉を知っていれば、この単語が読めた時に、「いつも言っている"cat"って、こうやって書くのか!!」という衝撃が走り、より効果的になるので、日常生活レベルの単語は普段からインプットしておくことが望ましいと思います。(または、あらかじめ読ませる3文字ワードをリストアップしておいて、事前にインプットしておくとか。)
実物がなければ大抵のものはネットで写真が見つかるし、"run"なら一緒に走る、などできる範囲で教えればいいと思いますよ。
3文字ワードの次の段階で、"time"や"cute"などの抽象的、主観的単語が出てきますが、英語のまま説明できるならそうしてもいいし、日本語でならはっきり分かるというのなら日本語でもいいと思いますよ、フォニックス的観点で言えば(笑)。でも、言語習得という意味ではもちろん英語オンリーの方がいいのだと思いますが・・・。
うちはわたしが日本語と英語を両方教えているので、どうしてもこの問題にぶつかります。よく言われるように、一人の親は一言語に徹すればいいのだろうけど、うちはどうもそれだと具合が悪い。マレーシアだと一人で何か国語を話す人も多いので、この国の実情に沿わない気もします。
だから、せめて「これを英語で言うと○○だよ」とはっきり言語を示したり、"It's called ○○ in English."とセンテンスごと英語で言うようにはしています。ちゃんぽんにしないように。
と話がそれましたが、Lilacさんの言うように、もちろん意味はできる範囲で教えつつ、意味は後でついてくるから、読む練習をすすめればいいと思います。フォニックスの強みは、「知らない単語でもとりあえず読める」っていうことですから(笑)。単語を理解するまで待っているといつまでも進めないし、先に進んでいるうちに、成長していって、前にやったことを自然に理解していることも多いですからね。
なるほど
丁寧な回答、よくわかりました。やはり音と文字の関連がわかることが第一だから、「スペルを見て読める、聞いてスペルが書ける」ってことが目的なんですね。意味は二の次か。じゃ、まずは、すでに意味を知ってる言葉で3文字ワードから入れたら簡単なのかー。もっと語彙を増やしてからかな。やってみます!
私も以前(直接法で)英会話を大人に教えていたのですが、フォニックスは教えたことがなくて、この機会に子どもと一緒に勉強しようと思います。
私の学校時代なんて、単語・訳語・発音記号も覚えてた気がするけど、発音記号ってあんまり意味なかったな・・・と今更思います。
そうそう、一親一言語ってやってるとだんだんムリが出てきますね。周囲・社会が関係してくると余計に。この国はいろんな事情から数ヵ国語やらなきゃいけないから、本当に大変。ついチャンポンになりがち・・・気をつけよう。
私も以前(直接法で)英会話を大人に教えていたのですが、フォニックスは教えたことがなくて、この機会に子どもと一緒に勉強しようと思います。
私の学校時代なんて、単語・訳語・発音記号も覚えてた気がするけど、発音記号ってあんまり意味なかったな・・・と今更思います。
そうそう、一親一言語ってやってるとだんだんムリが出てきますね。周囲・社会が関係してくると余計に。この国はいろんな事情から数ヵ国語やらなきゃいけないから、本当に大変。ついチャンポンになりがち・・・気をつけよう。
>Lilacさん
いえいえ。
言語学習に終わりがないのに対して、フォニックスは一定期間学べば終わりのものです。大人でもいろんな発見があると思うので、お子さんと一緒に楽しみながらやって下さいね。
言語学習に終わりがないのに対して、フォニックスは一定期間学べば終わりのものです。大人でもいろんな発見があると思うので、お子さんと一緒に楽しみながらやって下さいね。
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