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子供に自分でフォニックスを教える(7・最終回)最後に

子供に自分でフォニックスを教える(1)フォニックスとは
子供に自分でフォニックスを教える(2)ツールに頼る
子供に自分でフォニックスを教える(3)アルファベットの「名前」と「音」
子供に自分でフォニックスを教える(4)アルファベットの「音」を教える際の注意点
子供に自分でフォニックスを教える(5)マジックE
子供に自分でフォニックスを教える(6)その他のルール
から続く。

前回までで、教え方は大体書いてしまいました。
ルールが変わっても、同じような教え方で最後までできます。本などを参考にして、体系だった教え方をしてください。
わたしのやったような方法で、素人のお母さんでも、無料またはあまりお金をかけずに教えられる、と思います。
英語が得意なお母さんなら苦もなく教えられることだし、「わたしが英語を教えるなんてとんでもない!」と思うお母さんならなおのこと挑戦してみてほしいと思います。
フォニックスというのは、英語という言語学習から見れば、ほんの一部です。一通りやれば終わりというものです。
単に発音とスペルのルールを学ぶ単語単位の勉強なので、英会話がペラペラの人でなくても大丈夫。
子どもと一緒にゆっくり少しずつ学ぶことで、苦手意識を克服するきっかけになるかもしれませんよ。
それに、どこかで英語を見かけた時に、お母さんが教えていれば、「あ、これはこの前やったルールが含まれている単語だわ」と気づき、子どもにも働きかけがしやすくなります。子どもが正しく読めたら、とてもうれしく感じてやる気が増すでしょう。それは、人に任せていたら味わえない気持ちです。
でももちろん人にはいろんな事情があるので、そんなに時間をかけられない、という人も多いかと思います。
今は体系的にフォニックスを学べる学習教材などもたくさん売っているようなので、そういうのを利用するのもいいと思います(わたしは自分で使わなかったのでどれがいいか分かりませんが)。または、教えてくれる教室などに通うという手もあります。
マレーシアの幼稚園ではフォニックスを教えてくれるところも多いと思いますが、日本では英語学習の初期段階できちんとカリキュラムに組み込まれているとは限らないようです。確認して、ぜひ学ばせてあげてください。
わたしの考えでは、マレーシアや英語圏、海外で地元やインターの学校に通うなら、幼稚園のうちにやっておくといいと思います。
日本にいたり、日本人学校に通う予定なら、小学校低学年までにやるといいと思います。
でも、それ以後であっても、遅過ぎることはないので、ぜひ一度一通りやることをおススメします。



こんな話を聞いたことがあります。
マレーシア人の友達の娘さんが、公立の小学校に入ったばかりの頃、英語のスペルテストがあるので一生懸命紙に単語を書いて練習していたそうです。
友達がそれをのぞくと、「one, two, three, four, five, sex・・・」と書いてあったので笑ってしまったということです。
うん、話としてはおもしろいけど・・・。この子は家庭で英語を話しているのに、こんな単純な単語でも、音とスペルが一致していないということが分からず、間違ったスペルを練習していたのです。時間もかかります。
一方、長男ユージンも学校でたまにスペルテストがありますが、彼は練習なんかしません。
10個の単語のリストに目を通し、
「覚えなきゃいけないのは"ancient""luxury"だけだな。」
などとチェックします。それからじっとその二つの単語を見て、数十秒後、「うん、覚えた」。これで終わりです。
4分の3ほどの単語は、フォニックスのルールそのままの単語なので、彼にとっては当たり前、わざわざ覚える必要のないものなのです。聞けばスペルが分かるのです。
フォニックスのルールから言えば例外的な単語でも、なぜかスペルを覚えるのが得意です。
だからといって彼の書く英文のスペルがいつでもパーフェクトなわけではありません。(同じ発音をするルールだってあるし、そもそも聞き取りがうまく出来なければスペルも間違えるし。)
でも、そのへんは間違えても別にOKだと思っています。間違えながら、覚えていくのですから。
ただ、言えることは、彼にはやみくもにスペルを覚えるという重責がない、ということです。

実は、フォニックスを習ったことがない人でも、たくさんの単語を習ううちに自分の中で分析し、だいたいのルールを把握するようになるので、いつまでたってもやみくもにスペルを覚え続けるというわけではありません。
ただ、その分析にかかる時間は、人によってかなり差があるし、どこまで複雑なルールを把握できるかということも個人差があります。
だから、無駄に時間を使うことのないよう、初めからフォニックスを習わせておくことをおススメします。



わたしは幼児期における家庭学習がとても大事だと思うけれど、「このプログラムをやっておけばOK」という万能なものはないと思っています。それは、子どもはみんな違うからです。
それでも、「どんな子どもでもこれはぜひやっておいた方がいい!」とおススメしたいものはいくつかあり、フォニックスはそのひとつです。(その他は国旗、折り紙などがありますが、そのへんについてはまたおいおい書いていきたいと思います。)
わたしは、幼児期の家庭学習というのは、内容を習得することが目的ではないと思っています。
やることを通して愛情を伝え親子の絆を深めたり、学ぶ楽しさを感じること、好奇心を育てることが一番の目的だと思っています。いろんなことを覚えたり記憶力がよくなるのは副産物。だから、やったことを忘れてしまっても別にいいのだ、とわたしは思うのです。
でも、取り組みをするには、当然何か素材が必要ですよね。
フォニックスを始めると、子ども自身が、「読める!」という達成感を味わいます。言葉なんて、どこにでもあふれていますから。フォニックスは、学ぶ楽しさをとても感じやすいのです。
そして、フォニックスは必ずや後で役に立ちます。例え一部を忘れてしまっても、やったことがあるのとやったことがないのでは、大違いです。
ルールは忘れてしまっても、「なんか知らないけど読める、スペルも分かる」という状態になっているかもしれません。それでいいんです。フォニックスって本来そういうものなのです。
そうすると、英語学習をスムーズに始められるし、本人も自信が持てて、ますます英語が好きになる・・・という好循環になります。



最後にひとつ、とーっても大事なことを書いておきます。
わたしは子どもが小さい頃からひらがなやフォニックスを教えているし、頑張って図書館に連れて行ったりしているので、目で読むことを教えるのに偏重していると思われる方もいるかもしれませんが、違います。耳で聞く言葉も同じぐらい大事だと思っていて、そちらの方の取り組みもしています。
こちらの方はまた長い話になるので、別記事にて書きたいと思います。
フォニックスを学んで、自分で読めるようになったからと言って、文字を読ませるばかりでなく、ちゃんと聞く方もさせてあげてくださいね。

~「子供に自分でフォニックスを教える」終わり~



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コメント
参考になります。
なるほど、毎回楽しみに拝見していました。
参考になります~。
私自身がフォニックス…ってやってなかった気がするので、確かに単語のルールがわからず覚えるのが大変で、英語が苦手だったな~と思い出しました。
日本で小学校入ったばかりのわが娘、今は試行錯誤しながら、まず国語力の強化中ではあるのですが、英語にも興味あるので、少~しずつ気長にフォニックスを楽しめたらと思っています。
息子は時々意味もわからず、「グ、グ、ゴリラー」とフォニックスの歌を歌ってますよ(笑)
>Love_ko さん
いえいえ、こんなので分かるのか・・・冷や汗かいてます。
わたし自身もフォニックスって習いませんでした。塾講師になって教えるようになってから、「なるほど~」と思いました。
息子さんみたいに、楽しみながらいろんなことを出来る時期に歌って覚えるって最高だと思います。誰か、これを歌えばほとんどすべてフォニックスが学べるっていう歌のセットを作ってくれないかな~。ルールを学んだという自覚はなくても、ちゃんと読めるようになればすごいですよね。
すばらしいです!
フォニックスとはなんぞや?子供に自分で教えられるかしら?から こちらのサイトにたどり着きました。
フォニックスの教え方については色々ありすぎて初心者には理解しきれないのですが とりあえず「アメリカの子供が~」の本を読んでみようと思います。
それにしても随所にコツコツ努力を続けられているお姿や子供の教育について真面目に考え取り組んでおられる(かと言って親先行の押しつけ教育でない)ところに感心(感動にちかいかもしれません)いたしました。
すばらしいです!
ありがとうございます
こんにちは、初めまして。
きちんと読んで下さってありがとうございます。そんなにすごくないのですが・・・(笑)。
フォニックスを自分で教えるのは、英語に自信がない人は、初めは大変だと感じると思いますが、成果が感じられるようになってくると、きっと楽しいと思いますよ!
無理のない範囲で、利用できるものは利用して、楽しんでやってみてください。
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趣味の動画
わたしの好きな音楽を中心にお気に入りを紹介。ぜひ聞いていってね♡
David Archuleta & Nathan Pacheco
"The Prayer"

クリスマスにはやっぱりDavid Archuleta。美しい歌声・・・。
おすすめの本
過去の記事で紹介しているものですが、こちらでも紹介します☆
フォニックスを教える時によく参考にしていました。
関連記事:子供に自分でフォニックスを教える(1)フォニックスとは


小学校低学年の英語読書。初めて読むチャプターブックとして最適。
関連記事:小学校低学年の英語読書〜「マジック・ツリーハウス」


プロフィール

モカきりん

Author:モカきりん
モカきりん:アメリカ留学中に中国系マレーシア人の現在のダンナと出会う。大学卒業後に渡馬、結婚。日系の塾で小学生と中学生に英語・国語を教える。7年塾講師として働き退職。その後2人の息子を出産して現在は専業主婦。

長男ユージン:2004年生まれ。明るく元気で、遊ぶことが大好き。やっている習い事はピアノ。第一言語は日本語、英語も文法的にはかなりブロークンだが話せるし理解できる。おばあちゃんとは中国語で会話、マレーシア語も学校で勉強中だったが、なぜか今年度は学校の方針でフランス語をやっている。2011年1月にインターナショナルスクールに入学、現在中学2年生。


次男ライアン:2008年生まれ。習い事はピアノ。とても人懐っこく誰にでも笑顔をふりまく。2014年1月にお兄ちゃんと同じ小学校に入学、現在小学校4年生。


ダンナ:中国系マレーシア人。日本語が流暢で時々日本人に間違えられる。優しく子供とたくさん触れ合ってくれるいいパパ。

おススメサイト
無料なのにスゴク使える!おススメサイト
<教育関連>
英語本
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Starfall(英語)
フォニックスを学ぶならここ!
We Give Books(英語)
オンライン図書館。朗読はついていないので自分で読まなければなりませんが、無料で図書館に行く必要がないのは助かります。
学力は全米トップ0.1% 秘訣は幼児期の教育
子育てバイブル。
Colouring Book of Flags(英語)
国旗塗り絵がダウンロードできます。
おりがみくらぶ
折り紙といえばココ。折り方のアニメーションもあり、難易度も一目瞭然で使い勝手抜群。英語、中国語版など外国語7言語のサイトともリンクしているので、外国人の友達とリンクをシェアできるのもうれしい。
無料e童話
数は少ないのですが、無料で絵本が読めます。
英語のおとぎ話ビデオ(YouTube) You TubeのStoryというチャンネルで、10数分の英語のおとぎ話のビデオが見られます。英語字幕をつける設定にもできます。
バイリンガール英会話 Chika's English Lesson(YouTube)
バイリンガルの吉田ちかさんのYou Tubeチャンネル。わたしの勉強のために見ていますが、内容によっては子どもにも見せたりします。明るくてかわいいちかさんの動画は見るだけでも楽しい!

ピアノ初心者のための音符の読み方
自分で子どもにピアノを教えている、またはピアノ教室に通わせているけれど家での練習を見ている、という親にとって、とても参考になるサイトです。単にピアノを教えるということだけでなく、子育てという広い観点からピアノの練習をとらえていることが素晴らしいと思います。

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俳優さんたちが英語の絵本の読み聞かせをするビデオがたくさんあります。

<マレーシアで利用できる音楽ストリーミングサービス>
音楽ラバーにはもちろんうれしいサービス、実は子育てにもめちゃくちゃ使えます!(無料で使えないものもあります)
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