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オーガニック子育て vs タイガーマザー方式(2) 「タイガーマザー」(前)

オーガニック子育て vs タイガーマザー方式(1)から続く。

(※内容についての説明は、引用したい箇所に印をつけずに読んでしまったので、わたしの記憶による部分もあります。大筋は合っていると思いますが、もし少し違うところがあってもご容赦ください。)

前回書いたように、タイガーマザーの二人の娘は、さまざまなことを禁じられていました。
なぜかというと、常にオールAの成績をとるために勉強したり、楽器の練習を毎日欠かさずやらなければならないので、無駄にする時間がない、というのが主な理由です。
わたしはもっと深い納得させられる理由があると思っていたのに、単純な理由でした。

いくらちゃんと勉強して楽器の練習(ピアノとバイオリンを両方やらせていた時期もあったけれど、後年は主に長女ピアノ、次女はバイオリン)をしたって、少しぐらい遊ぶ時間はあるだろうと普通の人は思うかもしれないけれど、長いときは一日6時間も楽器の練習に費やさせたそうです。先生のところへレッスンに行った日も、旅行先でも、欠かさず。
そんなやり方をしたので、次女は激しく反抗し、どなり合いをしながら夜中まで練習させることもしょっちゅう。どなっても聞かなければ、ご飯を抜きにすると脅したり、時にはモノでつったり。

学校の成績は、「体育と演劇以外の全教科で1番にならなければならない」ということからも分かるように、主要教科以外は軽視していています。
実際、学校の体育の授業時間は無駄だから、と体育の時間に娘を学校から連れ出してピアノやバイオリンの先生のもとへ送ってレッスンをさせ、終わったらまた学校へ届けるということまでしていたそうです。(彼女は、大学講師として働きながら、仕事を抜け出して!)

・・・激しいですね。
なぜそこまでやるのか?
それは、こんな考えを持っているからです。

  1. 子どもにとって何が最も良いかを知っているのは親しかいない。

  2. 何かに秀で、特別上手にできるようになるまでには辛い「練習」を経なければならない。上手にできるようにならない限り、楽しむ域にはいつまでたっても到達しない。

  3. 子どもの自主性に任せる欧米の自由放任主義の親は、子どもの自己評価(セルフ・エスティーム)を心配して途中で止めることを許可してしまうが、辛さを通り越してあることができるようになるほど子どもの自己評価を高めるものはない。

  4. 最初は強制されても、うまくできるようになると、それが子どもの自信になり、やがてそれが好きになるという好循環が生まれる。


う〜ん、分かる部分もあるのですが。
それでも、彼女のやり方はおかしいと思いながら、ムカムカしながら読みました。
それでもどんどん読み進めて行ったのは、怖いもの見たさと、このまま行くはずはない、絶対に崩壊するはず!と結末を知りたくて。
(それと、訳者は「「声に出して読みたい日本語」などの斎藤孝さんなので、翻訳調じゃなくて読みやすいというのもありました。)

そして、思った通り、崩壊しました。
次女のルルが13歳の時、旅行先のロシアのカフェで、積もり積もった怒りを大爆発させました。
「結局あんたがやっていることって、私のためって言いながら全部自分のためじゃない」
と言った時、わたしは心の中で拍手しました。
そう、そうなのよ!よくぞ言ってくれた!はぁ〜、すっきりした。

そして、タイガーマザーは敗北を宣言しました。
もうあんたはバイオリンをやめていい、好きなことをすればいいと。
(しかし次女はバイオリンを完全にやめず、力を維持するための毎日30分の練習は続け、新たにテニスを始めるという選択をしました。)

「これは母親と2人の娘、そして2匹の犬の物語である。本来は、中国(系)の親たちが子育てにおいて、いかに欧米の親たちよりも優秀であるかを示す話になるはずだった。しかし、その代わり、苦い文化的対立と消え去っていく栄光、そして私がいかにして13歳の子供に鼻をくじかれた(謙虚な思いにさせられた)かが書かれている本である」
という説明にある通り、最終的には、タイガーマザー方式を諦めなければいけなくなったのでした。



わたしがこのエイミー・チュアという女性について抱いた印象は、「自分の頭で考えるということができない人」でした。
大学教授をつかまえてそんなこと言うのは失礼かもしれませんが、実際に彼女は自分が大学生の時、「教授に意見を求められても何も言えなかった。わたしはただ教授が書いたことをノートに写し、丸暗記したかっただけなのだ」と書いています。

まず、なんで「そもそも中国式教育はいいのかどうか」考えなかったのでしょうか?
勉強好きで勤勉な彼女なら、リサーチすることぐらいやろうと思えば出来たのに、全く迷いもなく中国式で育てると決めていたようです。
彼女自身、そういう育てられ方をして、それがとてもいいと思っていたのかもしれませんが、彼女が育った時代にはそれがベストだったとしても、娘たちが生きて行くこれからの時代に合う教育法かということを考える必要があると思うのです。
(ここでわたしは、ランディー由紀子さんの、「考えられない親に考えられる子どもを育てられるはずがない」という言葉を思い出しました。)

そして、反抗する娘をとにかく力で押さえつけ、どなり合いが日常化していたということに関しても。
それだけのエネルギーを10年以上も維持して継続するのは、ものすごいことです。
でも、なんで「どうすれば強制するのではなく、自分からすすんでやるようになるのか」考えなかったのでしょう。もっとうまいやり方が絶対あるはずだし、その方が精神衛生上みんなにとってよかったはずです。

「小さい子どもに何がいいか分かるはずがない」とピアノやバイオリンのレッスンを始めることを強制しますが、本当に小さい子には分からないのか?
もちろん、ピアノに触れたことのない子はピアノをやりたいとは言わないでしょう。
でも、ピアノの曲を聴かせたり、ビデオを見せたりなどの種まきをすることによって、そのような気持ちにさせることは可能です。
「欧米人は子どもに選択させる。夫は小さい頃、母親にバイオリンをやりたいかと聞かれ、やらないことを選択したが、今は後悔している」(つまり、本人が嫌がっても、やらせる方がいいのだ)というようなことを書いていますが、わたしが思うに、本当にバイオリンをやらせたいと思っているのなら、そもそも「バイオリンをやるかやらないか」という選択肢がよくないのです。

まずは、充分な時間をかけて種まきをし、「バイオリンっていいな〜」と思わせます。
そして、やっぱり、選択肢を与えるのですが、どうしてもAを選んで欲しいなら、BとCとDとEはまずあり得ない選択肢にすればいいのです。
つまり、「バイオリンとビオラとチェロとコントラバスのどれを習いたい?」とか(笑)。
子どもが「コントラバス!大きくてかっこいいから」と言ったら、「本当にかっこいいよねえ!」と認めつつ、「でも今のあなたには大き過ぎるから、まずは形が同じだけど小さいバイオリンで始めてみようか?」と誘導するとか。
もちろんこれは一例ですが、アプローチの仕方で、本当はそうでなくても本人が自分で選択したと思わせることができます。

親の意向に合うように誘導するべきではないという意見もあるかもしれないけれどその是非はとりあえず置いておいて、どうしてもそうさせたいなら、どうやったらうまくいくか考えればいいのです。
彼女はそこを考えずに、ただ親の権力を行使して強制するだけ。
これでは、家庭が安らぎの場でなくなってしまいます。

わたしの両親もわたしが子どもの頃は厳しかったものです。こういうふうに勉強や楽器の練習を強制したりはしなかったけれど、わたしの気持ちを聞いてもらえず、問答無用で言うことを聞かなければいけないことはたくさんありました。
そういうことは、今でも心の中にひっかかっています。
もし最終的に言うことを聞かされてもわたしの気持ちを聞いてもらえたなら、納得させてくれたら、こんなにいつまでも覚えていなかっただろうと思います。強制されたことは納得していないので、いつまでも心の中にひっかかっているのです。
まあわたしが根に持つタイプなのかもしれませんが、強制してやらせてもそういう傷を残すことは往々にしてあることだと思います。

それから、たまたま娘たちにピアノとバイオリンが合っていたのかもしれないけれど、もしそうじゃなかったらものすごい苦痛を与えただろうな〜と思いました。
彼女はピアノとバイオリンが高級な楽器だと思っているようだけど、世の中の人がみんなピアノとバイオリンをやっていたら、美しい交響曲は奏でられないですよねえ。(そもそもピアノはオーケストラの楽器ではありませんが。)
世の中って、オーケストラのように、人がそれぞれ違う音色を持っている楽器だからこそいいのに、子どものやることを決めつけてしまうのはどうなんだろうと思います。

〜続く〜


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プロフィール

モカきりん

Author:モカきりん
モカきりん:アメリカ留学中に中国系マレーシア人の現在のダンナと出会う。大学卒業後に渡馬、結婚。日系の塾で小学生と中学生に英語・国語を教える。7年塾講師として働き退職。その後2人の息子を出産して現在は専業主婦。

長男ユージン:2004年生まれ。明るく元気で、遊ぶことが大好き。やっている習い事はピアノ。第一言語は日本語、英語も文法的にはかなりブロークンだが話せるし理解できる。おばあちゃんとは中国語で会話、マレーシア語も学校で勉強中だったが、なぜか今年度は学校の方針でフランス語をやっている。2011年1月にインターナショナルスクールに入学、現在中学2年生。


次男ライアン:2008年生まれ。習い事はピアノ。とても人懐っこく誰にでも笑顔をふりまく。2014年1月にお兄ちゃんと同じ小学校に入学、現在小学校4年生。


ダンナ:中国系マレーシア人。日本語が流暢で時々日本人に間違えられる。優しく子供とたくさん触れ合ってくれるいいパパ。

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バイリンガルの吉田ちかさんのYou Tubeチャンネル。わたしの勉強のために見ていますが、内容によっては子どもにも見せたりします。明るくてかわいいちかさんの動画は見るだけでも楽しい!

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自分で子どもにピアノを教えている、またはピアノ教室に通わせているけれど家での練習を見ている、という親にとって、とても参考になるサイトです。単にピアノを教えるということだけでなく、子育てという広い観点からピアノの練習をとらえていることが素晴らしいと思います。

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