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オーガニック子育て vs タイガーマザー方式(6) オーガニック子育て(中)

オーガニック子育て vs タイガーマザー方式(5) オーガニック子育て(前)から続く。

読んでいて思ったのは、ジャクリーンは自然に楽しんで大事なことを忘れずにいい子育てをできる人で、何かを読んで必死に勉強したり、なんとか方式を実践したわけではないということです。
人生の中で辛いことなども経験してきたけれど、毎日の出来事や聞いた話などから教訓を学び、それを子育てに反映させていったという感じです。
だから、どんな子育てか一言で言うのは難しいけれど、ヨガの思想(というのがどういうものかわたしもよく知らないけど、スピリチュアルな考え方に似ていると感じた)を取り入れた自然派子育てって感じかしら?
外でたっぷり遊ぶ、自然なもので遊ぶ、植物を育てる、動物と触れ合う、本をたくさん読む、いろんな人と触れ合う、いろいろな場所に出かけて家族で楽しい時間を過ごす。だからと言って必ずしもたくさん旅行に連れて行くというわけではなく、日常生活の中で、いつもと違うことをしてみるという冒険もしてみる。
ハッピーな人間を育てるのが一番大事で、本人が望まないのに「持てる最大限の力まで伸ばす」ことが目的ではない。
そして、ハッピーな人間を育てるためには、自分自身がハッピーでなければいけない。
などなど。

まあ、別にいいんです。彼女は別になんとか方式を確立させたいわけではない。
「こんなことがあった」「わたしはこう思う」「こういうことに気をつけて子育てをした」というようなことをランダムにおしゃべりをするように書いていて、それを子育て中の親が読みながら、くすっと笑ったり、なるほどと思ったり、そうかしら?わたしはどうかしら?と考えたりしてほしいと思って書いたみたいですから。

なので、まとまりはないけれど、印象に残った部分などをいくつかピックアップして書いていきますね。



■子育てに必要なもの
新鮮な空気、日光、愛(直接的な意味でも比喩的な意味でも)
そして、本、さまざまな人々、いろいろな場所、遊びなど

退屈で何もしない時間も重要である。それによって子どもは想像力を使うようになる。

■才能はただの才能
ジャクリーンの末娘、ジョージーナちゃんはテコンドーの全国大会で金メダルをとったことが何十回もある(!)。
大会前には、早朝に起き出して、自ら何時間もトレーニングをすることもある。なぜなら、「スポーツをするとわたしはハッピーになるし、金メダルをとるのは気分がいいから。」
でも、父親は言う。「いいかい、才能に支配されるな。それはただの才能だ。才能があることを喜び、楽しみなさい、でも君自身はその才能よりもすばらしいんだ。("You are greater than your gift.")才能に支配されずに、それを楽しみなさい。ハッピーでいなさい。」

才能というのは子どもが成長するための道具であって、それ自体がゴールではない。

■優しく背中を押す方法
ある時、ジャクリーンの友達が、子どもを水泳教室に通わせ始めた。
母親は単に泳ぎ方を習う遊びのようなものだろうと思って申し込んだら、実際に娘が行ってみて仰天、「オリンピック選手を育てるコースか?」と思うほどハードなものだった。

帰って来た娘は、「もう嫌だ、あんなところもう絶対に行かない!」と号泣しながら訴えた。
すると母親は優しくなだめながら
「そのことについては後で話しましょう、怒っている時に話すと、思ったことと違うことがつい口から出てしまうから」
と言って、次の日に娘が落ち着いてから話をした。
母親は、
「そんなに厳しいものとは知らずに申し込んでしまったの。でも、あなたは一回やってみただけで、すぐ逃げ出すようなことをしたい?」
と優しく話し、本人が、
「うん、わたしはそんな弱い人間じゃない。もう少し頑張ってみる。」
と出かけて行き、それからはそれなりに楽しんで通うようになった。



ハッピーな人間を育てることが大事である、というのはわたしも同じ考えです。
「happy」というと、日本人は「幸せな」と訳したくなるけれど、この言葉はなにか人生を振り返ってしみじみかみしめるようなニュアンスがありますが、決してそういう意味ではなく、「心が満たされている」状態です。
それは、決して快楽とか物質を求めるという意味ではなく、自分の意志で行動できるという自由を獲得し、感謝の気持ちを知り、まわりと調和して生きて行ける、自足した心の状態です。

だから、タイガーマザーの言う、「自由放任主義の親は本人の気持ちを尊重しすぎて途中でやめることを許す」ということはありません。
「なんでも自分のやりたいようにやる」ことがハッピーな人間を作るわけではないから。
子どもが成長してそのような心の状態を獲得するために必要だと思ったらやってみるように促すのです。(強制ではない。)

最後の「優しく背中を押す方法」は、わたしもよくやっています。
こういう状況だけではなく、叱る時にも有効です。
頭に血がのぼっている時は、つい思ってもいない言葉が出てしまうことがあります。
その場で話さない方がいいと思った時は、とりあえずしばらく放っておきます。この時、決して子どもの機嫌をとるようなことはしません。
うちの子は忘れっぽいかあまり物事にこだわらないのか、しばらく遊んだら機嫌が直ります。
おやつを食べ終えた時や、寝る直前などの一番気持ちが落ち着いた時を選んで話をします。すると、「自分のしたことは悪かったと思う」というように、落ち着いて話をすることができるのです。

そして、自分が好きで始めたことなのに、途中で嫌になること、もちろんうちの子もよくあります。
何十回と金メダルをとったジョージーナちゃんも、ある段階に来た時に、「もうテコンドーに行くの嫌だ!やめたい!」と言った時期があったそうです。
よくあるパターンは、口論になり、
「あんたがやりたいって言ったんでしょ!」
「一体いくら月謝を払っていると思っているの?!」
「いいわよ、もうそんなこと言うなら、やめちゃいなさい!」
と親が叫んでジ・エンドということですが、カッとなったら叫ぶような人間に育てたくなかったら、叫ばないことです。(そういう意味でも、落ち着いてから話すというのは、親が頭を冷やすという効果もありますね。)
どんなに自分が好きで始めたことでも、途中で嫌になるということは誰にでもあります。
でも、ちょっとぐらい嫌になったからといってすぐに投げ出さず頑張れば、壁を乗り越えてもっとすごい自分になれる、ということを子どもは経験がないから分からないのです。
そういう時、「そういうことは誰にでもある。ママにもあった。でもあきらめないで頑張って続けたら、しばらくしてすごく上達した」というようなことを優しく教えてあげて、「あきらめてできない自分になるか、それとももっとすごい自分になりたいか」を子どもに選ばせるのです。(普段からエジソンの伝記を読んであげたりして、「なんでエジソンはすごい発明ができたかというと、何百回失敗したって成功するまでやったからなんだね〜」とか言ってるとこういう時に生きてくる。)
自分には子どもに話してあげられるような経験がない・・・という人ももしかしたらいるかもしれないけど、それなら今からやればいいんです。

〜続く〜


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プロフィール

モカきりん

Author:モカきりん
モカきりん:アメリカ留学中に中国系マレーシア人の現在のダンナと出会う。大学卒業後に渡馬、結婚。日系の塾で小学生と中学生に英語・国語を教える。7年塾講師として働き退職。その後2人の息子を出産して現在は専業主婦。

長男ユージン:2004年生まれ。明るく元気で、遊ぶことが大好き。やっている習い事はピアノ。第一言語は日本語、英語も文法的にはかなりブロークンだが話せるし理解できる。おばあちゃんとは中国語で会話、マレーシア語も学校で勉強中だったが、なぜか今年度は学校の方針でフランス語をやっている。2011年1月にインターナショナルスクールに入学、現在中学2年生。


次男ライアン:2008年生まれ。習い事はピアノ。とても人懐っこく誰にでも笑顔をふりまく。2014年1月にお兄ちゃんと同じ小学校に入学、現在小学校4年生。


ダンナ:中国系マレーシア人。日本語が流暢で時々日本人に間違えられる。優しく子供とたくさん触れ合ってくれるいいパパ。

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バイリンガルの吉田ちかさんのYou Tubeチャンネル。わたしの勉強のために見ていますが、内容によっては子どもにも見せたりします。明るくてかわいいちかさんの動画は見るだけでも楽しい!

ピアノ初心者のための音符の読み方
自分で子どもにピアノを教えている、またはピアノ教室に通わせているけれど家での練習を見ている、という親にとって、とても参考になるサイトです。単にピアノを教えるということだけでなく、子育てという広い観点からピアノの練習をとらえていることが素晴らしいと思います。

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俳優さんたちが英語の絵本の読み聞かせをするビデオがたくさんあります。

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